超絶神業!マジックバトル春の陣 感想

昨日NHKにて「超絶神業!マジックバトル春の陣」が放送されましたので、その感想です。

これは「マジシャンあるある」だと思うのですが、マジックのテレビ番組は半ば義務感で見たりします(笑)。マジックが好きでマジシャンになったのになぜ?と思われるかもしれませんが、ちょっと想像してみてください。お笑い芸人や、お笑い芸人志望の方がM1グランプリを見て、心から楽しめるでしょうか?元々はあんなにお笑いが好きだったはずなのに。

私も「夏の陣」「冬の陣」と2回連続でブログで感想を書いてしまったので、ついつい流れで見てしまいました。

軟化しました

正直な感想として、番組の印象がだいぶ軟らかくなったと思いました。無茶ぶりは相変わらずあるのですが、以前は無茶ぶりに応じられずにボツになるマジシャンが紹介されていたのですが、それがなくなっており、基本的に出演したマジシャンは皆がきちんと放送されていました。

出演されていたマジシャンの方々は、マジックはもちろんですが、人柄的にも「客をだまして馬鹿にする」といった悪しきマジシャンのイメージを感じさせない方ばかりで、本来ならお客さん側も無理を言って困らせたくなるような雰囲気ではなかったのも大きいと思います。

高重翔さんは素晴らしい

「マジックを終えた直後のマジシャンに無茶ぶりをする」という決して理想的とはいえない環境の中、高重さんは「夏の陣」「冬の陣」と続けて出演し、無茶ぶりに応えました。正直に言うと無茶ぶりに応じたマジックよりも高重さんが元々用意したマジックの方が当然ながらクオリティが高く、蛇足の無茶ぶりマジックをやらされているのを気の毒に思っていました。

しかし今回3回目の出演で高重さんは、とうとう実質的に無茶ぶり自体を免れました。この番組に出ていながら無茶ぶりをされずに済んだのです。高重さんの誠実な姿勢がスタッフの心をも動かしたのだと思います。

これはマジック関係なく、日々悪戦苦闘するすべての人に勇気をくれるものです。私たちはついつい上手くいかないことを周囲の人や環境のせいにしがちです。しかし劣悪な環境でも努力次第で現状を変えていくことができるということです(もちろん違法なブラック企業で働くのはやめましょう)。

YouTube投稿しました

今週も2本投稿しました。飛び出す4枚のAも解説しました。ぜひ見ていただけると嬉しいです。

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