今回はマジシャンならずとも必須のアイテム、ハットについてのお話です。
マジック用のトップハット
マジシャンといえば円筒につばの付いたトップハットを思い浮かべる方も多いかと思います。私もひとつ持っていますが、これはかぶる用ではなく、少量の道具などを入れておくのに使っています。
ただし、トップハットを容器として使う場合、ふたがないこと、見た目より容量が少ないことなどのデメリットもあります。また、本来頭にかぶるためのハットを一度もかぶらずに容器としてのみ使うことを嫌うマジック関係者もいます。
個人的には通常お客様にとってそこまで気にならないかと思うのですが、一応そのような意見もあるということを頭の片隅に入れておいていただければと思います。
キャップかハットか
今回メインの話は実際に外出時にかぶるための帽子についてです。最近は本当に暑く、ほんの少し外に出るだけでもかなり大変です。北海道でも暑いくらいですから、もはや日本中の人にとって帽子は必需品なのではないかと思います。
帽子は主に2種類あり、キャップ(野球帽)とハットです。ファッションのトレンドもあるようですが、私は断然ハット派です。そもそも野球帽は野球をするための帽子です。紫外線を避けるためでなく、日差しが視界に入ってボールが見えにくくなるのを防ぐための帽子です。だから前にしかつばがないのだと思います。
その点、ハットはサファリハットなどもあるように、登山やアウトドアであらゆる方向からの日差しをカットしてくれます。今の東京は最高気温が36度とかですから、もはや赤道直下の砂漠やジャングルにいるようなものだと思います。どう考えてもハットの方が合理的で、キャップに勝ると思います。
ときどき、「自分はハットが似合わない(それどころかキャップさえ似合わない)」という人がいますが、それは勘違いです。あなたはズボンが似合わない人を見たことがあるでしょうか?それとまったく同じで、ハットが似合わない人はこの世に1人たりとも存在しません。ズボンは履かなきゃいけないもの、ハットはかぶらなきゃいけないものなのです。
もしハットを持っていない方がいたら、美容や健康のためにも、熱中症を予防して、ただでさえ大変な医療機関に無用な負担をかけないためにも、ぜひハットを購入することをおすすめします。そこで私が今まで使ってきたハットをご紹介し、皆さんの今後の帽子選びの参考にしていただければと思います。もちろん様々なハットのレビューなんて他に山ほどあると思いますが、本当に長く使って耐久性まで検証したレビューはそうありません。
ニューエラ バケット01
帽子で有名なニューエラ製のハットの中でも日除けに良いと思って買ったのがバケット01です。似たモデルのバケット02はつばが小さく、日除けに適しません。
買ったときは大変気に入り、2年くらい愛用していましたが、東京の日差しが強すぎるせいか、ひどく日に焼けて退色してしまい処分してしまいました。しかし、逆に言えばそれだけ強い紫外線から私を守ってくれたのだと思えば感謝しています。
この帽子の欠点は洗濯できないことです。ただし私はそれを破って何度か手洗いで洗濯しましたが、問題はありませんでした。全体的には良い帽子だったと思います。
ユニクロ UVカットバケットハット
ニューエラの次に買ったのはユニクロのバケットハットで、ニューエラの半額以下の安い製品です。こちらは手洗い可能なのは良かったのですが、耐久性が低く、半年くらいでつばの芯が折れてしまいました。その後もしばらく使いましたが、買い替えることにしました。
安いのは良いですがニューエラに比べてあまりおすすめではありません。
ノースフェイス ゴアテックスハット
今回紹介する3点の中で最も値段が高く、最も機能性に優れているのがこのハットです。本格的なアウトドア用ということで、かなりつばが広く、防水、UVカット、手洗いもできます。2年くらい使っていますが色褪せず、防水機能も全然衰えていません。軽い雨なら傘がいらないくらいです。
また、地味に大切なのがあご紐です。ハットはつばが広くなればなるほど風にあおられやすくなるので、安全のためにもあご紐はあった方が良いと思います。紐がない方がスタイリッシュで格好良いという意見もあるかもしれませんが、この帽子をかぶってマジックショーをやるわけではないのですから、私は気にしません。
値段は少し高いですが、長期的に見れば最も合理的でおすすめなのはこのハットです。
まとめ
ハットを選ぶときのポイントは、
- つばが広い
- あご紐がある
- 洗濯できる
- 耐久性
だと思います。耐久性だけは長く使ってみないとわかりませんが、基本的にはブランドの信頼性などが大切だと思います。
それでは暑い中お気をつけてお過ごしください。