マジシャンはステッキを持っているイメージがありますが、そのステッキにも大きく分けて2種類あり、杖として使えるような長さのものがケーン、短く手に持って使うものがウォンドです。
今回はなんとクロースアップ用のマジックウォンドを最安で手作りできるノウハウをお教えします。しかも本格的な木製です(下の写真)。
材料
材料はすべて家庭で簡単にそろえられるようなものばかりです。
- 爪楊枝
- 油性ペン
- はさみ
工程1 爪楊枝の選別
まずは材料となる爪楊枝を見繕います。あまりささくれ立っていると危ないのできれいなものを1本選びましょう。
工程2 爪楊枝のカット
爪楊枝の先端部分と、後端の凸凹した部分をはさみでカットします。このとき一度で切ろうとせず、楊枝を回転させながら少しずつ切るのがコツです。カットした後、とげが出ていたらはさみで整えておいてください。
工程3 塗装
両端5mmほどを残して油性ペンで塗装します。今回はオーソドックスに黒にしましたが、好みの色でも良いでしょう。
すると塗り残し部分がデザインとなって、見事マジックウォンドが完成します!
マイクロウォンド
そう、今回ご紹介したのは通常のウォンドではなく、超マイクロウォンドなのです。しかしこれは意外と侮れず、数多くの利点があります。
まず第一に、これ自体をギャグとして活用できます。例えば「魔法をかけるのに魔法のステッキを使いますが、携帯用に小さいサイズを使います」などと言って出してもよいでしょう。
次にポケットなどに入れてもまったくかさばらない点です。通常のマジックウォンドでは30cmほどあり、普通のポケットには収まりません。
値段が安く、簡単に作れるのも利点です。失くしてしまっても惜しくありませんし、場合によってはあげてしまっても良いのです。子供はもちろん、大人でも意外と喜ぶ人もいるかもしれません。
なにより重要なのは、クロースアップで多くの場合、マイクロウォンドが通常のウォンドの役割を果たしてしまう点です。ウォンドの機能、効果効能を知っている方にとっては、マイクロウォンドが意外に使い道が広いことがわかっていただけるでしょう。
面白いと思っていただけたら、ぜひ自分でも作って活用してみてください。