最近、新聞を扱わないコンビニが増えているそうです。
先日、午前11時頃にコンビニに新聞を買いに行ったところ、すでにどの新聞も置いてありませんでした。
頑張って数店舗回ってみましたが、どこも置いていません。
もちろんまだ夕刊が出る時間ではありませんので、朝刊・夕刊ともにないということになります。
私自身は新聞の購読はしていないため、新聞が必要なときはコンビニで買うことになります。
翌日、朝8時頃にもう一度コンビニに行ったところ、朝日と読売が2部ずつ置いてあり、無事買うことができました。
ちなみにマジック用に新聞を買うときは、特別な理由がない限り、少しでもページ数の多いものを買うのがコツで、ほんの少しお得です。
さて、私としては無事に買えて一安心したわけですが、新聞は今どこも発行部数が減っていると聞きますし、実際に毎日読んでいる人も減っていると思います。
実をいうと私自身も新聞を買うのはマジックに必要なときだけで、今回もマジックに使うからわざわざ買いに行ったわけです。
また、ちょっとした工作や塗装のときにも新聞は便利で重宝しています。
しかし、ニュースや天気予報はスマートフォンで見られますし、その方が圧倒的に早いです。
私自身も、もはや新聞を本来の意味で必要としていないのかもしれません。
しかし、新聞のマジックはまだまだプロアマともに演じている人は多いと思います。
そして新聞のマジックを演じる人の多くはコンビニなどで買っていると思います。
これがもし、コンビニで扱わなくなったとしたら、少なくとも日本では新聞のマジックは絶滅の危機に瀕するでしょう。
実際、昭和・平成の時代に比べたら新聞のマジックは時代遅れになりつつあります。
しかし新聞のマジックには捨てがたい味もあります。
誰でも知っている素材で、値段が安く、広げると大きく見せられ、そして何よりマジックにおける長い歴史の中で、優秀なマジシャンたちの素晴らしい工夫が蓄積されています。
しかし、新聞が身近でなくなり、いずれ「新聞を見たことも触ったこともない」という人が増えてくると、否が応でも新聞のマジックは廃れていきます。
そこでマジシャンに求められるのは新聞のマジックに隠された原理やサトルティ(巧妙さ)を上手く他の素材に置き換えていくことでしょう。
それはそれで新しいマジックが生まれる原動力になるかもしれません。
また、レコードが今でも生き残っているのと同様に、ノスタルジーを感じさせるアイテムとして、上手く生き残る可能性もあります。
私自身も将来を見据えつつ、まだ少しだけ(?)新聞のお世話になるつもりです。
