先日のイベントでお客様の呼び込みをするときに小さい看板があると良いなと思ったので、作りました。
せっかくですので同様のポップ看板を作る方の参考になるよう、紹介します。

⓪発想
まず、A4程度の大きさで、情報内容は絞り、できるだけ文字が見えやすいように作りたいと思いました。
そこでヒントになったのはコンサートで使う「デコうちわ」です。
デコうちわは広いコンサート会場でも遠くから読めるように工夫されているのではないかと考えました。
そこで看板の背景は黒にして、ゴシック体の太い文字と縁取りを付けるデザインを参考にしました。
①原稿を作る
私はパソコンにPowerPointが入っていたので、そちらを使いましたが、他のソフトウェアやアプリでもかまいません。
特に、デコうちわ作成用のアプリなどは、最初から目立つフォントが多数用意されている場合もあるようです。
PowerPointで作る場合の問題点として、フォントの選択肢が少ない点が挙げられます。
特に文字の縁取りをきれいに付けるのに工夫が必要です。
下準備として、まずは「デザイン」タブから、スライドのサイズを横29.7cm縦21.0cm(A4サイズで印刷するため)に調整し、背景の書式設定から塗りつぶしの黒を選びます。
次に「挿入」タブの「テキストボックス」で掲載したい文字を2つ、まったく同じ文面を用意します(私の場合は一方はカラー、もう一方は白にしました)。

白い文字を選択して「図形の書式設定」「文字のオプション」から「線(単色)」を選び、白い縁取りを適当に太くします。

そうしたら黒背景の上に白い太文字を載せ、

その上にカラー文字をぴったり重ねると、

太い縁取りのデザイン文字ができました!
もっとお洒落で格好良くしたいという誘惑もありましたが、あくまで子供から大人までわかりやすいということを優先しました。
今回改めて思ったのは、英語だと簡単にお洒落で格好良くなり、片仮名やひらがなで格好良くするのは至難の業だということです。
②印刷する
今回は黒バックなので、家庭用プリンターできれいに印刷するのは難しいと考え、コンビニのネットプリントを使いました。
③ラミネート加工
コピー用紙のままだと心許ないので、ラミネート加工しました。
私が使っているのはこちらです。
ラミネーターはあると便利で、意外と使う機会があります。
ラミネーターがない方は、普通に厚紙に貼るだけでも良いと思います。
できあがったポップ看板を見ると、そこまで「デコうちわ感」はありませんが、A4サイズにも関わらず、遠くから見てもかなり視認性が高く、文字がはっきりと読めます。
ところで、「デコうちわ」といえば「推し活」ですが、私は推し活はしたことがないですし、今後もする予定はありません。
なぜならマジックをする以上、「推すよりも推されたい!」からです。