今回は先日のマジックショー「卓上とステージのエンタテインメント」について、感想などを日記風に記しておこうと思います。
当日は入り時間ぴったりの16:30に歌声喫茶ともしび入りをしましたが、もうすでに一部スタッフを除き全員集合していました。
すでに衣装に着替えていたり、道具も広げて、リハーサルをしている方もいます。
私の悪い癖で、皆さんの立派な衣装や道具立てを見ると、ついつい自分は見劣りしてしまうのではないかと不安になります。
しかし、自分が行くと決めた道を行くしかありません。
今回、私はてっきり日本奇術協会会長のケン正木さんがトリ(最後の出演者)を務めるものと思っていたのですが、2週間前に自分がトリであることを知りました。
大きな理由としてはケン正木会長が退院したばかりで本調子でなく、また、あまり長い時間演じるのが難しいためだと思います。
実際、ケンさんは退院はしたものの、万全とはいえない体調のようでした。
いずれにしても私がトリなのですから、絶対に外すわけにはいかないと、並々ならぬ覚悟と気合を入れて臨みました。
私も衣装に着替えて簡単に打ち合わせを済ませ、後は開場を待つのみ、というところで各出演者の方は写真などを撮って、緊張感漂いつつも楽しく過ごしています。
トップバッターの原山さんはカードやコインなど、王道的なクロースアップマジックです。
どんなイベントであれ、トップバッターが一番難しく、緊張するものですが、原山さんは安定感のある演技で務めあげてくれました。
ちなみに原山さんのヒゲは付けヒゲではなく、本物だそうです。
2番目の和田奈月さんはもちろん和妻で、しかも今回初披露のカラオケ和妻でした。
歌声喫茶に合わせて構成したそうで、反応も良かったと思います。
3番目がケン正木会長です。
たった15分の出演と思えないほど、多くの小道具を用いてトークマジックとカラオケマジックを演じます。
マジックは普通に演じるだけでも体力を使いますが、しゃべりながら歌いながらとなると、かなり大変です。
しかしケン正木さんは最後までしっかりと演じ切りました。
ここで10分間の休憩に入ります。
後半の出演者は私のみで、メンタルマジックを中心に演じました。
私はあえてライトなメンタルマジックではなく、重厚なメンタリズムを演じたいと思っています。
出演者の中では最も簡素な衣装に、簡素な道具立てでしたが、効果はあったと思います。
終演後に、ケンさんから「すごくウケてたね。トリやってもらって良かったよ」と声をかけていただき、ようやく一安心することができました。
MCの瞳ナナさんは実質的に舞台監督や進行も兼ねていて大忙しでしたが、ナナさんのおかげでとても楽しい会になったと思います。
ご来場くださった皆様、出演者、スタッフ、ともしびの皆様、どうもありがとうございました。
