梅雨時マジックやりづら過ぎ問題
もうあと1週間くらいで梅雨は明けそうですが、梅雨時はマジックがやりづら過ぎて困ります。特にカードは湿気ってべたついたり、寿命が短くなったりしますし、シルクも手にくっついたりして扱いにくくなります。コインやボールは滑りにくくなりますが、それでも過度な湿気はやりやすくありません。
しかし悪いコンディションのときでもできるようにしておくのは非常に大切ですので、こういうときこそ念入りに練習して本番に備えておくのが良いのかもしれません。
また、カードマジックに限って言うと、クラシックと呼ばれるような古いマジックや技法は悪コンディションンに強く、新しい技法やマジックは弱い傾向があります。これは昔の方がカードの質が悪かったからで、状態の悪いカードでもできる技法やマジックが発展してきたというのが理由です。
カードの質が向上するとともに、その質の良さを利用した繊細な技法がたくさん生まれましたが、同時に湿気やカードの状態変化に弱いという欠点も含んでいます。悪条件をものともしない、力強いマジシャンになりたいものです。
おすすめの家飲みグッズ1選
またもや緊急事態宣言が発令することとなってしまい、マジシャンはもちろんですが、多くの方に影響があると思います。お店でお酒を飲むことも遠い昔の話のようになってしまいました。
そこで、おすすめの家飲みグッズを紹介します。普通のブログなどでは5選とか10選、多いと20選だったりしますが、そんなに多く紹介されても全部買うわけではありませんし、ここは潔くたった一つだけ紹介します。
メジャーカップです。
なぜメジャーカップなのかをご説明したいと思います。
家でお酒を飲む場合、最も手軽なのは缶ビールや缶チューハイのようなものだと思います。ただ、もう少し凝ったものやお洒落なものを飲みたいと思うと、カクテルを作ってみたくなると思います。しかし、そこでシェイカーを買ってはいけません。
私は以前、あるバーでマジックを見せながらバーテンダーのようにカクテルを作ったりもしていました。元々バーテンダーになりたかったわけではないので、ほとんどお酒の知識がなく、先輩に教わったり本などを読んで勉強しました。
そこで簡単なカクテルから、多少複雑なカクテルくらいは作れるようになったのですが、家ではあまり面倒なカクテルは間違いなく作らなくなります。例えば材料をそろえるのが大変とか、一々シェイカーを洗うのが面倒とかです。
メジャーカップ一つあれば、家飲みとしては十分な種類のカクテルが作れるようになります。例を挙げると、
- ハイボール
- ジントニック
- スクリュードライバー
- モスコミュール
- ブルドッグ
- ウィスキーコーク
などなど、きりがないほど、まるでバーのメニュー表のようになります。
とは言え、「ハイボールくらいなら、目分量でウィスキーを入れれば良いじゃないか」と思う方もいるかもしれません。それが間違いの元で、お酒が好きな方はたいてい調子に乗ってウィスキーを多めに入れてしまいます。そこで毎回メジャーカップを使うことでウィスキーの量を一定にできるのです。その上で一日2杯まで、などと決めておけば飲みすぎなくて済みます(そもそもお酒自体飲まないに越したことはないのですが)。
メジャーカップは通常上下で2種類の量を測れるようになっていて、おすすめは30mLと45mLの組み合わせになっているものです。少しアルコール度数を低めにしたいときは30mL、少し濃くしたいときは45mLを使うなどして、調整できます。ちなみにウィスキーなどのシングルは30mLです。
手順としては、
- グラスに氷を入れる
- メジャーカップでお酒を入れる
- ソーダやジュースで満たす
というシンプルなものです。
メジャーカップ以外にも格好良いグラスやお洒落なマドラーも必要じゃないか、と思われるかもしれませんが、通常の家庭にはグラスやコップはあふれるほどありますから、これ以上買う必要はありません。マドラーも適当なスプーンなどで混ぜれば、味にはさほど影響しません。
そこまで言うならメジャーカップだって料理用の計量カップで代用できるじゃないか、と思われるかもしれませんが、それはちょっと違います。
料理用の計量カップで測るには、目盛りを見ないといけませんし、目盛りを越えて注ぐこともできてしまいます。これでは結局「お酒入れ過ぎ問題」を解決できません。その点、カクテル用のメジャーカップはそもそも既定の量(30mLや45mL)以上入らないようになっており、それ以上注ぐとこぼれます。
メジャーカップはコンパクトで収納にも困りません。家でカクテルやショットを飲むには最もおすすめのグッズです。
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今週はコインのポップアップムーブと即席シンブルです。ぜひご視聴ください。