お札のマジックは、誰でも知っているものを使うことでとても興味を引くことができるジャンルです。
もちろん本物のお札を使って練習するのが一番良いですが、失敗して破ったり、ボロボロになったりすると、面倒になって練習しなくなる恐れがあります。
1.折り紙を使う方法
そこで意外と便利なのが折り紙を半分に切って使う方法です。一般的に売っている子供用の折り紙は15cm四方で、これを半分に切ると、千円札(約15cm×7.5cm)とほぼ一致するのです。
また、片面に色がついていることで裏表の区別がありますので、その点も便利かもしれません。
厳密には五千円札と一万円札はこれよりも少し横が長いのですが練習の上では許容範囲かと思います。また、通常はお札の方が紙質が良いので、感触も若干異なってきます。
最終的には本物を使うにしても、最近はキャッシュレスでお札が意外と手に入りにくいので、いろいろと試したい場合は折り紙を使うのが気軽にできて良いと思います。
2.ゲーム用マネーを使う方法
ゲーム用のお札を使う方法もあります。ニチユーのものが有名で、以下のリンクから写真を見ることができます。
サイズは日本円よりも少し小さめですが、こちらは両面印刷で美しく、道具としても格好良いものです。お札のマジックとして使うには本物に劣りますが、例えばギャンブルデモンストレーションで賭け金として使うなど、補助的な小道具として使うにはとても良いと思います。
折り紙よりは値段が高いですが、紛失したり、ポケットに入れたまま洗濯してしまったりしたときのショックは本物よりも小さいはずです。
A4の紙を切って作る方法
最も安くダミーのお札を作る方法はA4の紙を6等分する方法です。A4の紙ならチラシやいらない書類など、いくらでも家庭にあると思います。
A4の紙はおよそ30cm×21cmです。これをまず半分に切ると15cm×21cmとなり、それをさらに3等分すると15cm×7cmの紙片が6枚できるのです。縦の長さがちょっと足りませんが、練習や試行錯誤には十分です。
新聞紙を切ってつくる方法
新聞紙をお札大に切るのは結構面倒ですが、これはちょっと独特の味わいがあります。映画やドラマなどで、誘拐の身代金を新聞紙代用したりするシーンがあり、なんとなくアイテムだけでストーリーが広がりそうな趣があるのです。
もちろん、新聞紙のお札が本物になるマジックなどにも使えます。