手のコンディション

マジックをするときに寒さで手がかじかんでいたり、逆に暑さや緊張から汗をかいていたりすると、思うようにマジックができないことがあります。どのように対策をすればよいのか、今までの私の経験や観察をご紹介したいと思います。

ダメージを避ける

まず最も基本的なこととして、手を怪我しないように注意するのが大切です。冬なら手袋をすることで怪我や乾燥、しもやけなどから守ることができますので、有効です。また、普通の人はそもそも「ちょっとくらい怪我してもいいや」という感覚で生活している方が意外に多いと感じます。普段から怪我をしないよう心掛けるだけでも、怪我が減ってきます。

また、掃除や皿洗いなどで水や洗剤に触れることが多い方は、やはりゴム手袋などをするのが大切です。

個人的には手指のアルコール消毒もやむを得ない場合以外はあまりやらないほうが良いと感じています。

ウェットティッシュを持ち歩く

本番前は手を洗って乾燥させられれば理想ですが、なかなかそうもいかないことがあります。最低限ウェットティッシュで拭くだけでもかなりコンディションは良くなります。

すべり止めを使う

以下のような商品を使うことで手が乾燥して滑ることは対策できます。

ヤマト 紙めくり ノンスリップ ピンク

コクヨ 紙めくりクリーム 再生PP容器 10g

ただし、汗の対策にはならないのと、できればこのようなクリームに頼らずとも良いコンディションに保つのが理想です。また通常のハンドクリームは手のケアには良いですが、マジックの直前に塗ってしまうと却ってやりづらくなるので注意しましょう。

コンディションに左右されないマジックを選ぶ

マジックのコンテストでは、本番直前まで手を絞ったタオルなどで冷やして汗を防止したり、ハンカチで常に拭ったりと、かなりナーバスになっているコンテスタントをよく見かけます。もちろんコンテストでは仕方ないとは思いますが、プロマジシャンも常にベストコンディションでマジックができるわけではありません。

むしろ、多少悪いコンディションでもできるマジックを選んでいるといえます。最高のコンディションでなくてはできないマジックというのは、不安定すぎて使い物にならないのです。

ときどき、プロマジシャンの手順を見て、「あのマジシャンは大して難しいテクニックを使っていない」などという人もいますが、逆にどんなコンディションでもそのマジックができるとしたら、むしろそのマジシャンは偉大であると私は思います。

多少悪いコンディションでもできるマジックこそが、その人にとっての適正レベルのマジックなのです。

悪いコンディションでも練習する

練習のときに、最良の環境で練習してしまうと、本番でできない可能性が高くなります。ステージであれ、クロースアップであれ、多少悪い状況で練習しておくと安心です。例えば部屋が少し暑いor寒い、手が乾燥しているor湿っているなどです。

私の経験上、本番では少し暑く感じることが多く、手も普段よりは乾燥しにくいと感じています。どちらかといえば暑さや汗の対策が重要かもしれません。

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