先日、自民党の総裁選が行われました。ご存じの通り、石破茂さんが総裁となり、内閣総理大臣に就任されました。おめでとうございます。
総裁選では高市早苗さんと決選投票となり、投票直前にお二人による5分間の演説が行われました。私もそれを映像で拝見しました。
演説は当然ながらとてつもない緊張感の中、行われました。さながらマジックコンテスト並みです。
国会議員であり、総裁選の決選投票にまで残るお二人は間違いなく一流の政治家だと思います。
そして私は、そんな一流の政治家であれば、たった5分の演説などは難しくないだろうと考えていました。
しかし、そんなことはありませんでした。
石破さんは緊張感の中、心のこもった言葉で5分間の演説をビシッと決めましたが、高市さんは緊張していたのか話が上手くまとまらず、時間をオーバーしてしまい、スタッフに注意までされてしまいました。
マジックコンテストでは、時間をオーバーしたら即失格になってしまいます。
もちろん、総裁選は直前の演説だけで決まったわけではありませんが、石破さんは今回とても格好良かったと思います。
高市さんは今回は残念でしたが、高市さんほどの人でも、演説でしくじることがあるのだと教えてくれました。また頑張っていただきたいと思います。
人生には緊張や不安で押しつぶされそうになる瞬間がありますが、そういった瞬間を自分が迎えられること自体がありがたい、恵まれていると捉えることが大切なのではないかと思います。
毎日、単調で緊張感のない日々は退屈だからです。
緊張や不安やプレッシャーを押し退け、ここ一番で力を十分に発揮できるように、私はなりたいし、皆様にもなっていただきたいと思っています。