以前ご紹介した入門編に続いて、今回は初級編です。基本的には入門編をマスターしてから練習するのがおすすめです。
今回も「図解 カードマジック大事典」のページ数とともに紹介します。
- ブレイク・ステップ・ジョグ P.34~40
- フォールス・カット P.69~76
- グライド P.77~78
- ヒンズーシャフル・フォース P.105
- カット・フォース P.105
- マジシャンズ・チョイス P.106
- サイ・ステビンス P.142
各技法のコツなど
●ブレイク・ステップ・ジョグに関しては、大変重要なテクニックなのでぜひマスターしてほしいのですが、P.34③左手の親指の付け根によるブレイクと、④アードネス・ブレイクに関しては、やや専門的で使用頻度も少し低い印象があるので、初級編としては外してよいかもしれません。
●フォールス・カットも大変重要ですが、P.70バーノンのコールド・デック・カットは私自身かつて練習したもののほとんど使う機会がなかったので、必須技法とは言えないかもしれません。逆に、P.72ダブル・アンダー・カット・コントロールとP.76トリプル・カット・コントロールは非常に有用なので、ぜひ習得をおすすめします。
●グライドはとても応用範囲の広いテクニックなのでおすすめなのですが、意外に上手にこなす人が少ないイメージです。私が選んだ初級編の中では一番難しいのですが、ゆっくりで良いのでスムーズにできるように練習してみてください。とりあえずはサイド・グライドではなく通常のグライドだけで良いかと思います。
●P.105この2つのフォースは簡単かつ十分通用するテクニックです。フォースに頼り過ぎた見せ方をしないことがポイントです。どのようなマジックに取り入れると相性が良いか、考えて使うと効果が上がります。
●マジシャンズ・チョイスはカードマジックにとどまらないテクニックで、大変応用が利きます。初級編に入れましたが、練習と実践が必要で奥が深いテクニックです。
●サイ・ステビンスは技法というよりも知識として覚えておくと非常に役に立ちます。そらですぐに言えるようにするのが理想です。