バンダナの使い道

100円~数百円程度で手に入るバンダナですが、意外にマジックに使い道が多いのでまとめてみました。

①道具を持ち運ぶのに使う

お客様の目には触れませんが道具の持ち運びに活躍します。マットを持ち運ぶときや、シルクを持ち運ぶときに使う方法は以前の記事でご紹介したのでよろしければご覧ください。

②バンダナ自体をマジックに使う

バンダナ(ハンカチ)を使うマジックもたくさんあります。有名なハンカチネズミや、伸びるハンカチ、天井から落ちてくるハンカチ等、ハンカチだけでも色々と遊べます。

ちなみに私個人の統計によると、日本人はブロードの薄いハンカチよりもタオルハンカチを愛用する人の方が圧倒的に多いようです。タオルハンカチは吸水性は良いのかもしれませんが、ポケットに入れるとかさばりますし、ブロードの方がスマートに収納でき、何より(きれいな状態なら)マジックにも使えておすすめです。

③補助的に使う

他の道具との組み合わせも自由自在です。コインとハンカチの手順や、カードならカードスルーハンカチーフやデックバニッシュ、サムチップと使うのも定番です。

④即席のクロースアップマットに

即席マジックなのにマットを持参するのは、はばかられるとき、即席マットとして活躍します。小さく使いたいときは2つ折りや4つ折りで、大きく使いたいときは広げて使うなど、とても融通が利きます。

(ただし、謝礼の有無にかかわらず、依頼されてマジックをするときはマットを持っていきましょう。その方が喜ばれます。)

⑤即席の目隠しに

目隠しには2つの意味があります。1つはそのまま文字通り目を隠すのに使う方法です。軽くたたんだり巻いたりして顔の後ろで結んで即席の目隠しになります。ハンカチだとちょっと小さいことがありますが、バンダナなら十分な大きさがあります。主にメンタルマジックなどで使われます。

もう1つの目隠しは、観客の目に触れさせたくない道具を隠しておくという意味です。例えば、フタのない道具入れを使っている場合、上からのぞきこまれたくないときなどにバンダナをかけておけば安心です。もちろんマジシャンがその場から離れてしまったら、絶対安全とは言えませんが、それでもないよりはだいぶ安全で、心理的にもわざわざバンダナをめくって中を見るというのは罪悪感もあり、ほとんどの人はそこまでしません。

ちなみに、お客様はもちろん、スタッフや同業のマジシャンであっても無駄に種明かしをするのは良くありません。たとえば控室などでも種を堂々とテーブルの上に置いておくのは好ましくなく、それこそバンダナでもかけて隠しておきたいところです。

また、演技の中でも、予言などにバンダナをかけて一時的に隠しておくこともできます。これも興味を惹かれる使い方だと思います。

注意

100円ショップでもバンダナはありますが、縫製が悪いときがあります。最初から端がほつれていたり、縫い目が大きくずれていたりすることもあります。可能な限り確認してから買いましょう。

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