「奇術をたのしむ」ワークショップ無事終了しました

9月26日大久保スポーツプラザにて行われました「奇術をたのしむ」ワークショップが無事終了しました。ご来場くださった皆様ありがとうございました。この記事では自分で反省や講評をしてみたいと思います。

マジシャンなら誰でもイベント出演などが終わったときには、つい見栄を張って「大変盛り上がりました!」などと言ってしまうものです。むしろこれは仕方ないことだと思います。逆に「今日のイベントも全然ダメでした」などと公に言うマジシャンは失格だとも思います。

しかしこういった事情を差し引いても、今回のワークショップの出来栄えは概ね成功したと思います。その理由はいくつかあります。

1.次につながりそうな雰囲気

ショーの出来が悪かったときは、なんとなく「この仕事は今回限りだな」という空気を感じるものです。逆に出来が良いときは「また何かの機会に呼んでいただけそうだ」と感じるものです。次につながりそうな雰囲気があれば概ねショーは成功したといえると思います。

2.自信につながる

今回のイベントは前半がマジックショー、後半が体験教室という構成で、1人で90分の時間を任せられるのは貴重な経験でした。今回は6月に続いて2回目の出演ということで、大幅に内容を改善することもできました。90分は映画や演劇のような公演時間であり、それを一人でやり切ったのは自信にもつながりました。

3.会場を明るくする

私は芸名はダークですが、マジシャンたるもの、「マジックによって人を幸せにしたい、明るい気分にしたい」と常に思っています(そもそもダークの由来はダーク一門の初代ダーク大和の本名の卓蔵の「たく」から)。ショーの前後でお客様やスタッフや会場全体の雰囲気が何となく明るくなれば、やはりショーは成功といえるのではないかと思っています。

成功した要因を自己分析するなら「事前準備」に尽きると思います。今回はショーで演じるそれぞれの演目について、台本を書きました。今まで演じていたマジックでも改めてセリフを整理すると、実際に演じやすくなりました。今回私がショーで発したセリフはおよそ6000字(原稿用紙15枚分)です。今まではそもそもそんなことを把握していませんでした。

また体験教室に関しては復習用動画を撮ってYouTubeに受講者限定で公開しました。これを前もってスタッフの方に見ていただくことでワークショップのおよその内容を知らせることもでき、一石二鳥でした。

逆に反省点としては集客で、緊急事態宣言中とはいえ満席には至らず、力不足でした。また、前回よりも改善できたとはいえ、さらにもう1、2回、回数を重ねることでさらに進化できるとも感じています。

緊急事態といえば、私は今回、最初から最後まで不織布マスクをつけて出演しました。本来なら芸能において顔を見せることは大変重要なのですが、やはり透明なマウスシールドは信頼性も低いですし、お客様に対して誠意を示すことが最優先と考えました。

以前ならステージでマスクを着けるなど考えられなかったですが、今はマスクをするのが当たり前のせいか、マスクをしていても思ったより様々な表現が伝わっていると感じました。人々が顔の表情だけでなく、声や身体の動き、目などから感情を読み取ることに慣れてきたのかもしれません。

以上、「奇術をたのしむ」ワークショップの講評でした。参加してくださった皆様、職員、スタッフの皆様、ありがとうございました。

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