前回に続き、マットについてです。今回はクロースアップマットの選び方をご紹介したいと思います。
どれを選んでも大丈夫
いきなり結論から申しますと、マジック用として売られているクロースアップマットなら、どれでも大丈夫です(笑)。私自身も今までにいろいろな種類のマットを使ってきましたが、本当にダメなマットというのはあまりあたったことがありません。私自身がそれほどマットにこだわりがないタイプなのもありますが、そもそもマットを使えない環境もある中、多少質の悪いマットであっても、マットを敷くスペースがあって、マットが敷いてある、というだけでラッキーという感じです。
というわけで、どれでも好きなマットを購入して構いませんが、それではいくら何でも、という感じだと思いますので、いくつか選ぶポイントを挙げていきます。
選ぶポイント1 色
マットにも様々な色がありますが、やはり最も無難なのは黒です。特に、とりあえず1枚買ってみるということでしたら黒をおすすめします。
選ぶポイント2 サイズ
サイズは大きめがおすすめで、具体的には最低でも35cm×25cmくらいあるとよいと思います。これより小さいと、せっかくのマットの良さを味わいづらくなる(ないよりはましですが)と思いますし、万が一大きすぎた場合、ほとんどのマットはカッターナイフなどで簡単に切ることができますので、最悪でも好きな大きさに切ってしまうこともできます。(マットの加工や自作についてもいずれ詳しく扱いたいと思います。)
選ぶポイント3 厚み
マットの厚さは、少し厚めの方が使いやすく、5mmくらいあるとよいと思います。厚いほうがより弾力を感じられるからですが、これは通販の場合は確認しづらいので、あまり気にしなくても構いません。
選ぶポイント4 滑り止め
マットの表面はたいていベルベット調になっていて、裏に滑り止めの素材が貼ってあります。裏の滑り止めがしっかり効いているものが使いやすいですが、これも通販では確認しづらいところです。
選ぶポイント5 値段
マットも半永久的に使えるものではありません。どんな高級マットでも、いつかは汚れたり、はがれたりして使えなくなってしまいますので、それほど高価なものを選ぶ必要はありません。まずは2,000~3,000円くらいのもので十分だと思います。5,000円以上は高級品というイメージですが、使うのがもったいなくなってしまうのは逆効果です。
選ぶポイント6 ケース一体型は注意
ときどき、トランプなどの小道具を入れられるケースと、一体型になっているマットを見かけますが、これは汎用性に乏しいので避けたほうが良いでしょう。ケースの容量やマットのサイズなどが、自分の求めているものにピッタリだった場合はよいかもしれませんが、通常はよりフレキシブルに使えるシンプルなマットの方が便利です。
以上、クロースアップマットを選ぶポイントを挙げてきましたが、いかがだったでしょうか?最初に述べたように、粗悪なマットというのはまれですので、すでにマットを持っている方はそちらを大切に使っていただき、今後買い替えるときの参考にしていただけたら幸いです。
マットの記事はもう少し続きます。マット不要派の方には申し訳ありませんが、お付き合いください。