岡井泰彦君とのZoom

まだまだ話が尽きない岡井君と私はZoomでもお話ししました。今回もその中から皆さんに参考にしていただけそうな部分をピックアップしてご紹介したいと思います。

メキシカンロープ

昔からあるマジックで、現在あまり演じられていない作品はたくさんあります。そんな中、改めてきちんと練習したり、アレンジすれば現代でも通用するマジックがあるのではないか、と話し合いました。

メキシカンロープも昔から定番のマジックで、北見マキ先生の得意技でしたが、現在は演じるマジシャンは少なくなっています。あらためを丁寧に行い、スムーズなハンドリングで行えば今でも不思議に見えるかもしれません。実際に練習してみたら、なかなか難しく、やりがいのあるマジックです。

断ることの大切さ

仕事、プライベートに関わらず、誰かがその辺にあるもの(ペンとかコースターとか?)を手に取り、「これで何かマジックできる?」と言われたら、皆さんはどうしますか?その他、いろいろな無茶ぶりはときどきあるものです。

岡井君の考えでは、お客さんのすべての要求に応える必要はなく、中途半端で効果の薄いマジックしかできそうにない場合は、断るのも大切だということです。

実際、マジシャンとして知識や技術の引き出しが多くなってくると、そこらへんにあるものでも、何らかのマジックができるようになってくるものです。だからこそ危険でもあり、グダグダになって収拾がつかなくなってからでは後の祭りです。

スマホでできるマジック

小道具を使わず、スマホだけでできるマジックも今ではたくさんありますが、岡井君は徐々にやらなくなっていったそうです。というのもスマホはあまりに何でもできすぎ、不思議さが弱まると感じたからだそうです。

同時にマジックにハイテクを持ち込むことにも慎重で、故障のリスクはもちろんですし、テクノロジーの入り込む余地のないアナログな世界でこそ、マジックならではの不思議さが表現できるのでは、ということです。

クライマックス、オチは必要?

これはケースバイケースではあるのですが、岡井君は無理なオチやクライマックスを嫌います。例えば理屈として筋の通っていないオチや、クライマックスのために無理なスチールが必要になったりすること、つまり「意味的な無理」と「物理的な無理」が嫌なのです。

逆に言えば、見ている人が納得するようなオチ、ハンドリング等に無理がないスムーズなクライマックスはOKです。この匙加減は各自のセンス次第かもしれません。様々な具体例で考えてみてください。

秘密(?)のマジック・ポーチ

大きめの化粧ポーチのようなケースに比較的かさばらないマジック道具をまとめて入れているそうです。これはどちらかというと正式に依頼されたとき用ではなく、緊急事態用に備えたセットだそうです。

しかし、非常事態用といえど、そのポーチ1つだけでクロースアップからパーラー規模まで、1時間くらいのショーができるそうです。相変わらずの凄まじい技量です。

マジックの虫

私も人のことは言えませんが、岡井君は本当にマジックの虫で、マジックのことを考えたり、マジックについて語り合うのが本当に楽しいようです。

岡井君との会話に刺激を受け、私もいくつかのマジックの見直しや整理、新たな制作などをしています。これからも少しずつでも進歩していけたらと思っています。

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