岡井泰彦君のアウトオブサイト・アウトオブマインド

「Out of sight,out of mind」とは「視界から消えたものは、心の中からも消えてゆく」「姿を消した者は人々から忘れ去られてゆく」という意味の英語のことわざです。そしてダイ・バーノンの考案したカードマジックのタイトルでもあります。

「アウトオブサイト~」は、観客がカードを引かずに、目で見て覚えただけのカードを当てようという試みで、岡井泰彦君のペットトリックでもあります。これは岡井君自身がアンビシャスカードをはじめとするテクニックが連続するマジックに限界を感じたからだそうです。

実際、至近距離のクロースアップではパームやブレイク、ダブルカード等のフラッシュにかなり気を使うことになりますし、テクニックの気配によって不思議さが損なわれることもあります。

そうなると必然的にメンタルマジックにスポットライトが当たります。指先のテクニックではなく、心理的なテクニックでマジックが演じられれば非常に強い武器になります。中でも岡井君はこのマジックに研究と実践を重ね、磨き上げていきました。そして数年前に完成形となり、いつか何らかの形で発表したいと思っていたそうです。

本来なら本人による映像やテキストで解説するのがベストだとは思うのですが、岡井君の希望により、この度「アウトオブサイト~」の岡井泰彦君によるバリエーションを私のnoteにて本邦初公開させていただくことになりました。下記よりご覧いただけます。

途中までは無料でご覧いただけますが、種や原理に関する部分は有料(1000円)となっております。これは第一に無料公開による種の氾濫を防ぐため、そして岡井君の研究と経験の蓄積に価値を感じてくださる方に読んでいただくため、そして何より、今なお心身の不調に苦しんでいる岡井君自身のためでもあります。もちろん今回売り上げが発生した場合、全て岡井君にお渡しするつもりです。

岡井版アウトオブサイトは、プロの現場で通用すると同時に、家庭内や飲み会など、プライベートな場でのマジックにも最適です。なぜなら原案で使われているダブルリフトすら省いて、徹底的に怪しいところをなくしたハンドリングとなっており、「種が見えた」とか「今何かやった」と言われづらくなっているからです。

このようなメンタルカードマジックをレパートリーにしたい方に、ぜひ記事を買っていただけたら幸いです。

Out of sight, out of mind. 本当にそうでしょうか?目の前からいなくなっても心の中に残り続けるものもあると思います。そしてマジシャンならそれを見つけられるでしょう。

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