今回は私の趣味の記事で申し訳ございません。趣味の将棋でめでたく二段になることができましたので、これから将棋が強くなりたい方のために備忘録として残しておきたいと思います。
昨今、藤井聡太八冠の影響もあり、自分も少しは将棋が強くなってみたいという方も多いと思いますので、そのような方の参考になれば幸いです。
二段とは
女流二段、奨励会二段など、二段にもいろいろありますが、もちろん私はアマチュア二段、それも将棋ウォーズ二段です。将棋ウォーズとはスマートフォンやタブレットなどで指すことができるアプリゲームで、実際の段位を認定してもらうことができます。
将棋ウォーズは実際の段位と同等の棋力であると言われていますが、「棋神」という機能があり、それを使うと5手コンピューターに指してもらうことができます。ただし、棋神チケットは、課金するか、たまに無料配布されることでしか手に入りません。しかし、一局に何枚でも使えるので、棋神を使いまくれば誰でも五段、六段になれてしまいます。
私は棋神機能を一切使わずに二段になったため、一応実力二段という前提でお話しします。
二段になるまでの期間
子供のころから将棋は好きでしたが、なかなか一緒に指せる友人がおらず、本格的に将棋に取り組んだのは大人になってからです。
本業をおろそかにしないためにも、かなりマイペースに勉強していたので、二段になるのに、かれこれ10年くらい(初段になってから5年くらい)かかりました。
しかし、若い方や、集中的に毎日勉強できる方なら、もっと短縮できるかと思います。
二段になるための詰将棋
詰将棋は将棋上達のための代表的な方法で、私は7手詰まで解きました。おすすめの本はやはりハンドブックシリーズです。下の画像をクリックすることでAmazonのサイトでサンプル問題を解くことができます。初心者の方は3手詰から取り組むと良いと思います。
詰将棋を解くときに大切なのは、盤駒を使わずに頭の中だけで解くことです。詰将棋は敵玉を詰ます練習だけでなく、頭の中で駒を動かす練習という側面が大きいからです。
二段になるための戦法
二段になるためには最低でも3~4種の戦法を覚える必要があります。なぜなら相手が居飛車or振り飛車、角交換の有無などの要素で戦型が変わってしまい、一種類の戦法だけで戦うのは物理的に不可能だからです。
私は戦法を覚えるためにはそれぞれの定跡書を読みました。戦法の選び方は奇襲戦法以外なら何でもよく、オーソドックスな戦法なら、アマチュア有段になることは十分可能だと思います。個人的に奇襲戦法は相手が使う分には楽しいのですが、自分で使うとなるとかなりハードで、昇段が遠のく気がしています。
おすすめの定跡書は、覚えたい戦法によって変わってしまうので挙げるのが難しいですが、しいて言えば、「次の一手」の問題形式のものがおすすめです。より能動的に考えながら戦法を覚えることができるからです。
二段になるための終盤力
せっかく優勢なのに逆転負けをすることはよくあります。サッカーと同じで、最後に決定力がないと全然勝てないのです。終盤の決定力を上げるための本として、数多くの先人たちと同様、私もこの本を推薦します(画像クリックでAmazonへ)。
この本はまさに神がかりの名著で、読破すれば段級が1つ上がるといっても過言ではありません。ただし、この本を読むためには最低限の詰将棋の力が必要なので、5~7手詰の方が優先です。
二段になるための棋譜並べ
昔から詰将棋と並んで代表的な上達法として、棋譜並べがあります。おすすめは名局集シリーズで、自分の覚えたい戦法の名局集を並べるのが良いと思います。
棋譜並べにもいろいろなやり方があるそうですが、私の方法は「ただ棋譜通りに並べるだけ」です。ただ並べるだけでも、プロ棋士の指し方が伝わってきて、強くなれたと思います。やったことのない人からすると半信半疑かもしれませんが、試しに1局でも並べてみてほしいです。
おわりに
すべての方に当てはまるわけではありませんが、一応独学で二段になったケースの一つとして、参考にしていただければ幸いです。しかし、独学を推奨するわけではなく、マジックと同じで人に直接習った方がよほど早く上達できるかもしれません。
将棋の好きな方、興味のある方からこの記事に何かコメントをいただけたら嬉しく思います。