映画のネタバレとマジックのネタバレ

最近「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が公開されたそうですが、映画のネタバレとマジックのネタバレについて考えたので書いてみます。

言うまでもなく映画のネタバレというのは、映画のあらすじや結末をブログなどに書いてしまうことです。程度によりますが、著作権的にはあまり良くないことだそうです。

法律のことは私にははっきり言えませんが、映画のネタバレについては良い面と悪い面があると思います。

映画のネタバレの悪い面

著作権もそうですが、やはり映画を作った監督や脚本家、スタッフ、出演者の方たちからすれば、インターネット上のネタバレなど見ずに映画を見てほしいという気持ちがあると思います。

また私自身も、映画を見る場合にはできるだけ先入観なしで見るために、ネタバレはもちろん、レビューや評価なども見ない方が、より楽しめるのではないか、という考えがあります。

映画のネタバレの良い面

もともと全く見るつもりのない映画のネタバレを読んだとき、「あれ、意外と面白そうだ。ぜひ映画館で見てみたい」と思って、実際に映画館に足を運んだ経験がある方は結構多いのではないでしょうか?

作り手や劇場側からすれば、ネタバレによって観客動員数が増えるのであれば、むしろあまりネタバレを厳しく制限しない方が有利な可能性もあります。

また、今回のエヴァンゲリオンシリーズのように、ストーリーや設定が複雑で難解な場合、映画を見た後に、誰かのネタバレや、伏線の考察などを読んでもう一度作品を楽しむ、という映画の楽しみ方も一般的になってきていると思います。

映画とマジックの現実的な問題

マジシャンにとっても、インターネット上のネタバレは無視できない状況になっています。例えばマジックバーでマジシャンがマジックを見せた直後、お客さんがスマホで種を検索することもできないことはありません。

「ネット上でネタバレをする奴はけしからん」と言うのは簡単ですが、現在では映画もマジックも、ネット上のネタバレを完全に無くすことは不可能です。庵野監督も、ネタバレされることは百も承知で映画を作っているはずです。

昨今では、鬼滅の刃のように同じ作品を何回も(何十回も?)見るファンが多いと言われています。これに関してはもはやネタバレどころではなく、ストーリーはおろかセリフまで暗記するレベルであるにも係わらず、それでも見に行くというのはすごいことです。

これだけ愛されるということは、マジシャンにも不可能なことではないと思います。代表作と呼ばれるようなマジックを繰り返し演じて、人気のあるマジシャンもたくさんいますし、私自身のことでいえば、長年に渡って教室に通い続けてくださる受講者の方などは、もはやマジックのやり方を知りたいというより、私の価値観に共感してくださっているのだろうなと思います。

私のまとめ

賛否両論あるかと思いますが、私のまとめは次のようになります。

  • ネット上のネタバレの撲滅は不可能
  • ネタバレの良い面と悪い面を考える
  • どんな状況下でも作品を作り続け、発表し続けるのが表現者

ただし、これは演者側、作り手側の心構えであり、消費者の側が「表現者ならネタバレは我慢しろ!」と言うのはちょっと違うと思いますが(笑)。

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