マジックの芸術性

皆さん最近はいかがお過ごしでしょうか?まだまだコロナが猛威を振るっていて、正直言って趣味でマジックをやっている方の中にはマジックを披露できる場所やタイミングが減って、モチベーションが落ちている方もいると思います。

あらゆる非常事態において、マジックを含む芸能や芸術は優先順位が低くなります。それでも芸能芸術は存在意義があると思っています。しかもそれが一時の気晴らしや気分転換というだけでなく、例えばマジックを学んで、練習したり、工夫を凝らしたりすること自体が高度に文化的なことで、マジックをやらなかったら考えもしなかったようなことを考えるきっかけにもなります。

私は高校生の頃、美術部だったこともあり、芸術とは何だろうか、ということを10代の頃からよく考えていました。それをマジックにも置き換えて長年考えてきたことの一端を少しだけ紹介します。前置きが長くなりましたが、マジックを演じるときのセリフや演出面にも役立つ内容にしたいと思っていますので、読んでいただけたら幸いです。

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ルーティーン(手順)の作り方、考え方(初心者向け)

マジックを始めて、少しずつ演目が増えていくと、今度は少しまとまった時間でマジックを見せるにはどうしたら良いだろうかと考えるようになります。しかし、初心者がいきなり、作品が有機的につながった起承転結のある30分のショーをつくろうとしても無理がありますし、今回はそこまでベテランでない方が10分のショーを構成する方法を考えてみたいと思います。

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マジックウォンドの自作①~予備知識編~

マジシャンや魔法使いが魔法をかけるときに使う短い棒をマジックウォンド、または単にウォンドと言います。ハリーポッターのおかげで日本でもある程度有名になりました。しかし、なかなか自分好みのウォンドは見つからないもので、今回から3回にわたって自作の方法を紹介します。今回は予備知識編です。

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