種がバレることについて

アマチュアの方の間で、人によって種がバレることに対する意識の差があると感じています。

すごく気にする方の場合、種がバレることを非常に恐れ、種がバレたら他のマジシャンや考案者に申し訳ない、ということまで考えている方がいます。

まったく気にしない方の場合、種がバレてもそれで笑いが取れればよいとまで考えている方もいます。

まず、大前提として、種はできるだけバレない方が良いです。

ひとつの種がバレることで、他のいくつものマジックが演じられなくなることもあります。

また、毎回種が見えずにきちんと不思議なマジックを見せていると、アマチュアであっても「この人はマジックが上手い」という前提で見てもらえるようになり、今後のマジックが演じやすくなります。

逆に毎回種がバレていると、周囲からマジックが下手だと認識され、その人のマジックは常に軽んじられてしまうことになります。

ただし、万全の練習と準備をした上で種がバレてしまったのなら、反省して今後の対策を考えた後、過度に気にする必要はありません。

実際、種がバレたことのないプロマジシャンはいないと言ってよいでしょう。

私自身もありますし、過去に他のマジシャンに聞いた時も、当然あるという答えでした。

何度も失敗を繰り返した上で徐々に上手くなっていったのです。

ただ、演じる前からバレても良い、失敗しても良い、と考えてはいけません。

今、丁度サッカーのワールドカップが開催されていますが、私は日本代表が負けたとしても、決して腹を立てることはありません。

それは彼らが勝つために万全を尽くして試合に臨んでいることを信じているからです。

また、負けたら必ず原因を分析し、今後に生かす努力をしていることでしょう。

もし仮に、最初から負けるつもり、負けても良いという意識で試合に臨んでいたら私は非常に失望するでしょう。

また、負けて何の反省もしていなかったら、それもよくありません。

でもサッカー日本代表に限ってはそんなことはないわけです。

マジックも同じで、万全を尽くしたうえで失敗するのは仕方ないことですし、避けられないことです。

きちんと反省をして、今後に生かせばよいのです。

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