ロープの端の処理(ほつれ止め)

マジックに使うロープは組紐の一種ですから、はさみで切ったままにしておくと、そこからどんどんほつれてきてしまいます。見た目も悪いですし、マジック自体もやりづらくなることがありますので、ロープの端の処理方法をいくつかご紹介します。

セロハンテープを用いる方法

まずは最も簡単で速いやり方です。ロープを必要な長さに切るときに、セロハンテープを2周くらい巻いてから切るだけです。

セロハンテープは幅2cmくらいがちょうどよいと思います。切った端が両方とも同時に処理されるのが便利なところです。手芸店でもよくこの方法が使われています。私も特別な理由がなければこの方法を使っています。

接着剤を使う方法

こちらも非常に一般的な方法です。切ったロープの端に接着剤を塗って固めます。このときに、切断面だけに塗るのではなく、切断面から5mmくらいまで塗っておくと、しっかりします。

よく使われるのは木工用ボンド、セルロース系接着剤、瞬間接着剤などで、私が良く使うのは木工用ボンドです。瞬間接着剤を使うと乾くのは速いのですが、白っぽくなってしまうことがあるので、白以外の色のロープの場合は注意してください。

また、どんな接着剤を使っても、端がガサガサと固くなります。引っ掛かりやすくなるのを欠点と見ることもできますが、手触りで端を捉えやすいことを長所とみることもできます。また、セロハンテープがない分、見た目がきれいですし、マジックによってはその方が都合が良いこともあります。セロハンテープとどちらを選ぶかは、用途と好みによるでしょう。

結ぶ方法

ただ単に結ぶだけです。簡単ですが、端に結び目があると邪魔になるマジックは多いので用途はあまり広くないと思います。しかし、逆に端を強調したい(目立たせたい)マジックの場合などは、むしろこの方法が適しています。また、結び目自体のボリュームや重みもマジックによっては有利に働くこともあります。

内側に折り込む方法

爪楊枝などの先がとがったものでロープの端を5mm~1cmほど内側に折り込む方法です。これはマジックに使うスピンドルロープがチューブ状に編まれていることを利用しています。最初はちょっとコツがいりますが、慣れればそれほど難しくありません。意外に多くのマジシャンに使われている方法です。

注意点としては、何かの拍子に折り込みが戻ってしまうこと、折り込んだ分、端が若干太くなること、両端を処理するとロープが合計2cmほど短くなることが挙げられます。折り込みの中心に、接着剤を一滴垂らせば戻りは防げます。

糸で縛る方法

これはややマイナーな方法ですが、端から1~2cmくらいのところを木綿糸で結んでから、わざと端をほぐしておきます。こうすることで端がタッセル(房)のようになり、一種の装飾となります。糸で縛った部分に接着剤を塗っておけば安心です。

これもどちらかというと特殊な用途で、端を目立たせたいときなどに使うと良いでしょう。タッセルの大きさも、用途に応じて決めてください。

ロープの端の処理ひとつでも色々と方法があるものです。今回挙げた以外にもあるかもしれませんので、各自工夫してみてください。大切なのは演じるマジックに合った方法を選ぶことです。

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