子供(が演じる)向けマジックと大人(が演じる)向けマジック③

このテーマのラストは、子供にも大人にもおすすめしにくいマジックです。あまり楽しい話ではないかもしれませんが一応読んでみてください。

危険なマジック

代表的なのは火と刃物です。火は言わずもがなですが、刃物もナイフだけでなく、はさみも大けがにつながることがありますので、十分注意してください。例えば、ロープマジックに使うはさみの選び方を以前の記事に書きましたが、できるだけ安全なはさみを使い、なおかつ自分以外の人には触れさせないことなどで、ある程度事故を予防できます。

他にも、ガラスや陶器などの割れ物も扱いによっては危険です。例えば不安定な場所に置かない、無理なハンドリングをしないなど、安全に扱いましょう。マジックによってはアクリルなどの割れないグラスに置き換えられることもあります。

後処理が厄介なマジック

火よりは安全ですが、水や食べ物、紙吹雪を使うのも十分考えてください。失敗して水や食べ物をこぼす可能性がある場合は、それを処理できる準備が必要です。紙吹雪も同様で、掃除が大変なだけでなく、誰かが転んでしまう可能性もあります。

演じる場所の人にあらかじめ確認しておく、後処理の用意をしていく等が必要で、そもそも手順に入れないのもひとつです。紙吹雪の代わりに紙テープを使えないか(紙テープは回収が比較的容易)、ワインボトルの代わりにペットボトルで代用できないか(割れる心配がない)など、工夫の余地はあります。

生き物を使うマジック

マジックといえば鳩という固定観念は根強いですが、私を含め鳩のマジックを演じるのが嫌いなマジシャンは多いです。鳩やその他の動物を使うマジックは、マジックのせいで死んでしまうこともあり、私自身も何度もその実例を聞いたことがあります。自分が動物のマジックを演じないおかげで今まで動物を傷つけずに済んできたことは本当に幸運なことだったと思います。

ただし、私はあくまで自分が演じたくないだけであり、鳩のマジックすべてに否定的なわけではありません。特にランス・バートン、トニー・クラーク、島田晴夫さんのような素晴らしい鳩のマジックは憧れでもありました。それでも私は演じませんし、皆さんもマジックに生き物を使うのは良く考えてからにしましょう。

まとめ

以上3回にわたって、子供や大人におすすめ(またはおすすめでない)マジックを紹介してきましたが、根底にあるのはマジックを演じる人の幸せ、マジックを通じて人生をより良くすることです。無駄な心配や、迷惑をかける野暮なマジシャンでなく、マジックによって自分の能力を高めて、粋でスマートなマジシャンになりましょう!

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